5.戯曲やコントや落語の伍

 ダイアローグ形式のものをいくつか。

 ここにあるのは全て、かつて舞台等で演じられてきたもので、また、そのことを前提に書いたものです。人間そのものをメディア(媒体)にして表現されるのを基本にしているので、本来はどのように演じられるかはもちろん、演者そのものの顔や声、姿形から性格、その生き様までを含めた上で、一つの作品となります。テキストだけでも楽しめるように若干手を入れてもいますが、かつて演ぜられたものの “墓標” という認識でお願いします。



戯曲

翼-Ⅰ-1=27

翼-Ⅵ-13=47

鞭-Ⅱ-107=147

家-Ⅸ-91=105



コント

『手飲み珈琲の店、おかわり自由』

『ポケットの中の戦争』

『メル友』

『第二の人生』



落語

 来離居無亭檸檬(くりいむてい・れもん)の名前で、落語を書いたり演じたりしていました。すべて創作落語です。名前のわりに、時代設定など古典落語に倣った真面目な作品をつくっています。

「口吸い」
 家賃の回収に訪れた大家が、いつもと様子の違う店子(借家人)の男を見つける。腹痛を訴える男に話を聞くと、どうも好きになった女性のことで何かあったらしい。はじめはただの惚気話のようだったのだが……
「手つだい」
 朝、起きると「手」が家の柱にしがみついている。はじめは気味悪がるも、こまめに家の手伝いをしだす「手」を可愛がり始める。そんな「手」との生活も慣れてきた頃、「手」を探しているという不思議な男がやってきて……

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